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シャドーイング録音の聞き直し方|一度に直すのは一つだけ

シャドーイング録音は一度に全部直さず、Timing・Missing Words・Stress/Rhythm・One Soundのうち一つのlensで聞きます。1箇所だけ比べて直し、録り直すSingle-Lens Replayを解説します。

短い答え

録音を聞く前に、今回のlensを一つだけ決めます。Timing / Missing Words / Stress-Rhythm / One Soundのうち一つを選び、最もはっきりした一箇所だけ直してください。

録音を聞くと、遅い、弱形が変、母音も違う、stressも弱い。全部直そうとすると、結局どれも直せません。録音は総合採点表ではなく、今回は一箇所だけ拡大する虫眼鏡です。

One Replay, One Fix

  1. play前にlensを一つ決める。
  2. 録音を一度だけ聞く。
  3. 一番はっきりした一箇所だけmarkする。
  4. 同じ箇所のmodelを聞く。
  5. 違いを一文で言う。
  6. そのlineだけrepairする。
  7. 一度re-recordして同じtargetだけ確認する。

途中で別のmistakeを見つけても、targetは変えません。Later Listへ置きます。

録音を聞き直すこと自体に意味はある。でも「聞くだけ」で全部は直らない

Nakayama & Suzukiのshadowing studyでは、35人の日本人大学生をself-study、pair work、controlに分け、self-study groupは自分のshadowed voiceを聞いてprogressを確認しました。そのstudyのpre/post analysisではself-study groupが他の二groupを上回りました。

一方、L2 pronunciationのcorrective-feedback studyでは、自分の録音とmodelを聞く活動だけより、そこへindividual corrective feedbackを加えたgroupの方がshort-term comprehensibility improvementが大きくなりました。

つまり、録音は有力な材料ですが、ただ何度も聞けば自動で全部直るわけではありません。だから一回のreplayに一つのjobを与えます。

Lens 1:Timingだけ聞く

今日はpronunciationを無視します。早く入りすぎた、遅れた、chunkの後半でlagが増えた。そのどれか一つだけを聞きます。

Original practice example

We're supposed to meet outside the station.

このreplayでは母音や/r/を評価しません。modelに対してどこでentryが遅れ始めるか、またはchunk timingがずれるかだけを聞きます。

待ち合わせ場所を確認する場面。

意味:駅の外で会うことになっています。

最初にtimingがずれたphraseを一つだけmarkしてください。

FunFluen 日本語.

Lens 2:Missing Wordsだけ聞く

次のreplayでは、accentやintonationは無視します。modelにあるのに自分のrecordingで抜けたword/chunkだけを探します。

Original practice example

I would've called you if I'd known.

would'veyouI'd のような小さい/reduced要素が落ちていないかだけを聞きます。抜けを一つ見つけたら、そのroundは終了です。

過去の仮定を説明する場面。

意味:知っていたら電話したのに。

一番再発しそうなmissing itemを一つだけ選んでrepairしてください。

Lens 3:Stress / Rhythmだけ聞く

単語を全部言えていても、どこも同じ強さだとmodelとの差が大きく聞こえることがあります。このpassではindividual soundsを採点せず、prominenceとrhythmだけ聞きます。

Original practice example

Could you send me the final version by Friday?

modelで final versionFriday がどう目立つかを聞き、自分のrecordingの同じ箇所と比べます。今日はconsonant accuracyには触りません。

仕事で締切付きの依頼をする場面。

意味:金曜日までに最終版を送ってもらえますか?

model/selfで一番差が分かるstress contrastを一つだけ選んでください。

Lens 4:One Soundだけ聞く

このroundでは一つのsoundだけ。語末もvowelも/r/も全部、はやりません。

Original practice example

The revised report is ready.

revised または report の中から一つのsoundだけ選び、modelとself recordingの同じwordを聞き比べます。他のsoundはLater Listへ。

修正版のreportが完成したと伝える場面。

意味:修正版のレポートは準備できています。

“今日のsoundはこれ”と一つ決め、同じwordをrepairしてre-recordしてください。

Whole recording同士ではなく、同じmomentを比べる

pronunciation researchのreviewでも、self-recordingしてerrorsを聞く方法は一般的なpracticeとして扱われています。ただしrecordingそのものはcorrective feedbackではありません。

そこで、model全体と自分全体をぼんやり比べるのではなく、同じphraseだけを交互に聞きます。

  1. 自分のrecordingのtarget phraseを聞く。
  2. modelの同じphraseを聞く。
  3. もう一度自分を聞く。
  4. 違いを一文で書く。

例:「modelはFridayが目立つ。自分はfinalとFridayが同じ強さ。」このくらい具体的ならrepairできます。

Single-Lens Replay

これはFunFluenの実践frameworkです。一度に一つが科学的に唯一の正解という意味ではありません。目的は、一回のrepairで何を変えたか分かる状態を作ることです。

re-recordでtargetが変わらなかったら?

同じrepairを短くもう一度試すか、そのdifferenceを自分だけで判断しにくい可能性を認めて、より明確なexternal feedbackを使います。別のmistakeへ逃げてtargetを増やさないこと。

Later List:気づいた。でも今日は直さない

別のproblemに気づいたら無視する必要はありません。ただ、その場でtargetを乗り換えない。

Later Listは無視リストではありません。今のroundを守るparking spaceです。3個までというのはFunFluenのanti-overload heuristicで、研究上の上限ではありません。十分溜まったら、次のsessionで一つだけ選びます。

recordingでgrammar mistakeが聞こえても、pronunciation targetと混ぜない

The revised report are ready. は、single subject report に対するagreementとして標準英語では誤りです。自然なのは The revised report is ready.

聞き手は意図を理解しやすいですが、これはsound correctionとは別のlanguage-form repairです。are ready 自体はplural subjectなら正しく、たとえば The revised reports are ready. では使えます。

Could you send me the final version by Friday?Please send me the final version by Friday. はどちらも文法的で、後者の方がdirectです。

recordingは反省会ではなく、変化を確認する証拠

L2 pronunciation teachingのreviewでは、learnerがmodel dialogueをshadowしながら自分をrecordするpracticeも紹介されています。録音はpronunciation practiceの一部として使えます。

でも最終目標はmistake listを長くすることではありません。一つrepairして、一度録り直し、「targetが少し変わったか」を確認できれば、そのroundには十分な仕事があります。

録音は審判ではなく、虫眼鏡

一回のreplayで全部聞かない。今日はTimingだけ。次はMissing Words。別の日にStress/Rhythm。その後One Sound。

lensを一つ決め、momentを一つmarkし、modelと比べ、一つrepairし、一度re-recordする。そうすれば録音reviewは「全部ダメを確認する時間」ではなく、「一つ変えたことを確認する時間」になります。

参考にした研究・資料